Wi-Fi6とか
Wi-Fi6Eとか
よく聞くけど
イマイチわからないんだよなぁ、、
ガジェヲタです!
Wi-Fi6やWi-Fi6E
について、
初心者にも分かりやすく
解説しますよ!
ありがとうございます!
そもそもWi-Fi自体何なのか
よく分からないので
そのへんも教えてください!
合点承知の助!
Wi-Fiとは何なのか
そのあたりから
初心者にも分かりやすく
解説していきましょう!
Wi-Fiとは
まずはそもそもWi-Fiとは、
カンタンに説明します。
モバイル通信とWi-Fi通信
スマホの通信方法は大きく2つに分けられます。
一つは
通信キャリアが街中に設置した
基地局の通信網を利用したモバイル通信です。
モバイル通信にはdocomoやau、
SoftBankや楽天モバイルなどの
通信キャリアとの契約が必要になります。
スマホの画面に表示される「📶」これですね。
もう一つは
Wi-Fiルータなどの
アクセスポイントを経由したWi-Fi通信です。
Wi-Fiの構成にも色々ありますが、
主な構成としては、
各家庭で契約した光回線などの固定回線を
介して通信するのが一般的です。
家に引き込んだ回線に
回線事業者から提供されたルーターが
アクセスポイントを担っている
ケースが多いです。
あとは色々な事業者が
街中でWi-Fiを利用できるようにしている
公共Wi-Fiなんかもあります。
Wi-Fiの普及
そんなWi-Fiですが、技術としては1990年代後半頃から登場し、より高速に、より安全に、より安定に進化し続けてきました。
登場した当時はまだ対応するデバイスも広く普及していませんでしたが、2000年を超えたあたりから徐々にPCも無線接続できる機種が増え始めました。
2004年にはニンテンドーDSやPSP(PlayStation Portable)といったWi-Fiに対応したゲーム機も発売され、Wi-Fiの需要が高まりました。
また、2008年には日本で最初のiPhone(iPhone3G)が発売され、その後スマホの普及に比例する形で一気にWi-Fiがなくてはならいものになりました。
Wi-Fiの規格について
Wi-Fiは、Wi-Fiアライアンスという団体が認定した無線LANの呼び名です。
といっても、あまり難しく考える必要はなく、デバイスが無線通信を行うための技術という認識で良いです。
無線通信の規格は
IEEEという団体が定めた規格で、
1990年台に登場したIEEE802.11から
IEEE802.11a、IEEE802.11b、
IEEE802.11gへと、より高速に、
より安全に、より安定にと進化し続けています。
Wi-Fi6とは
さて、
いよいよWi-Fi6についてのお話になります。
1990年代に登場した初期の無線通信規格「IEEE802.11」をWi-Fi1とすると、そこから進化を続けて2021年に登場した「IEEE802.11ax」という規格がWi-Fi6にあたります。
6という数字は、単純にWi-Fiとうい呼び名のナンバリングになります。
Wi-Fi1から、各世代のWi-Fiが策定された年を一覧にまとめておきましょう。
世代 | 規格 | 策定時期 |
---|---|---|
Wi-Fi1 | IEEE802.11 | 1997年 |
Wi-Fi2 | IEEE802.11a IEEE802.11b | 1990年 |
Wi-Fi3 | IEEE802.11g IEEE802.11j | 2003年 2004年 |
Wi-Fi4 | IEEE802.11n | 2009年 |
Wi-Fi5 | IEEE802.11ac IEEE802.11ad | 2014年 2013年 |
Wi-Fi6 | IEEE802.11ax | 2021年 |
Wi-Fi6Eとは
Wi-Fi6Eとは、規格としては「IEEE802.11ax」でWi-Fi6と同じです。
では、Wi-Fi6EがWi-Fi6と何が違うかというと扱える周波数に違いがあります。
Wi-Fi6は、2.4GHzと5GHzの周波数の2種類を扱うことができますが、Wi-Fi6Eは、2.4GHzと5Ghzに加えて6GHzの周波数に対応しています。
ちなみにWi-Fi6Eの『E』は『Extended(拡張)』の頭文字になります。
Wi-Fi6Eは、Wi-Fi6の拡張版ということです。
世代 | Wi-Fi6 | Wi-Fi6E |
---|---|---|
2.4GHz帯 | ◯ | ◯ |
5GHz帯 | ◯ | ◯ |
6GHz帯 | ✕ | ◯ |
通信速度の違い
YouTubeなどの動画配信サービスが普及するにつれて、より大きなデータをより短時間でやりとりするために、より速い通信速度が必要になります。
このようなデータ通信の需要の高まりを背景に、
モバイル通信では3Gから4G、5Gへ、
Wi-Fi通信ではWi-Fi4からWi-Fi5、Wi-Fi6へと
それぞれ技術も進化しています。
ここではWi-Fi1からWi-Fi6の世代ごとに通信速度がどのように進化してきたかを確認しましょう。
なお、ここで記載する速度は、理論上の最大通信速度です。
デバイスの性能やWi-Fiの電波強度、インターネット回線の速度など色々な要因によって通信速度は制限されます。
例えば家の固定回線が1Gbpsの光回線でWi-Fiを使用している場合、インターネットの通信速度はどんなに速くても1Gbpsを超えることはありません。
世代 | 規格 | 最大通信速度 |
---|---|---|
Wi-Fi1 | IEEE802.11 | 2Mbps |
Wi-Fi2 | IEEE802.11a IEEE802.11b | 54Mbps |
Wi-Fi3 | IEEE802.11g IEEE802.11j | 54Mbps |
Wi-Fi4 | IEEE802.11n | 600Mbps |
Wi-Fi5 | IEEE802.11ac IEEE802.11ad | 6.93Gbps |
Wi-Fi6 | IEEE802.11ax | 9.6Gbps |
Wi-Fi6対応スマホ,ルーターの見分け方
Wi-Fi6対応のスマホやWi-Fiルーターは、商品の無線規格に「IEEE802.11ax」の記載があることで見分けることができます。
ポイントは末尾の「ax(エーエックス)」です。
この「ax」がWi-Fi6であることを示しています。
ちなみに末尾が「ac」だとWi-Fi5を示しています。
Wi-Fi6対応の商品を探す時は
必ず「ax」であることを確かめましょう!
ただ、ほとんどの場合、Wi-Fi6対応であることを売りにするためにパッケージに「Wi-Fi6対応」と大々的に明記しているはずなので、一目瞭然かもしれません。
なお、Wi-Fi6Eについては、規格としてはWi-Fi6と同じ「IEEE802.11ax」なので、規格で見分けることができません。Wi-Fi6E対応の商品は「Wi-Fi6E対応」を明記されていること確認しましょう!
例えばバッファローのWSR-5400XE6や
TP-LinkのArcher AXE5400などがWi-Fi6E対応ルーターとして売れ筋の商品になります。
Wi-Fi6に対応したiPhone一覧
Wi-Fi6に対応したiPhoneを一覧にまとめておきます。
iPhoneでは2019年に発売したiPhone11シリーズから、Wi-Fi6に対応しています。
なお、Wi-Fi6Eについては、iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxが初めてWi-Fi6Eに対応しました。
iPhone15とiPhone15 Plusは、Wi-Fi6Eに対応していません。
iPhone | Wi-Fi6 | Wi-Fi6E | 発売時期 |
---|---|---|---|
iPhone SE (第1世代) | ✕ | ✕ | 2016年 |
iPhone XS以前 | ✕ | ✕ | 2018年 |
iPhone11 シリーズ | ◯ | ✕ | 2019年 |
iPhone SE (第2世代) | ◯ | ✕ | 2020年 |
iPhone12 シリーズ | ◯ | ✕ | 2020年 |
iPhone13 シリーズ | ◯ | ✕ | 2021年 |
iPhone SE (第3世代) | ◯ | ✕ | 2022年 |
iPhone14 シリーズ | ◯ | ✕ | 2022年 |
iPhone15 iPhone15 Plus | ◯ | ✕ | 2023年 |
iPhone15 Pro iPhone15 Pro Max | ◯ | ◯ | 2023年 |
まとめ
それでは最後にWi-Fi6についてのおさらいです。
ポイントを以下に列挙していきます!
- Wi-Fiは無線通信を行うための技術
- スマホなどの普及とともにWi-Fiも進化
- Wi-Fi6は「IEEE802.11ax」の無線規格
- ポイントは末尾の「ax」
- Wi-Fi6とWi-Fi6Eの違いは対応周波数
- Wi-Fi6は2.4GHzと5GHzに対応
- Wi-Fi6Eは2.4GHzと5GHzと6GHzに対応
- iPhoneは11シリーズからWi-Fi6に対応
- iPhone SEは第2世代からWi-Fi6に対応
- iPhone15/15PlusはWi-Fi6E非対応
- iPhone15Pro/Pro MaxはWi-Fi6E対応
以上、Wi-Fi6についてでした!
次の世代のWi-Fi7についてもリリースが見えてきているので、また別の記事で情報をまとめていきたいと思います。お楽しみに!