イヤホン一筋15年の専門ブランド『SOUNDPEATS』から2024年11月25日に発売された『SOUNDPEATS CC イヤーカフイヤホン』は、その名の通り耳の縁に引っ掛けて使用するイヤーカフタイプのイヤホンです。
今回はSOUNDPEATSさんからサンプルをご提供いただきましたので、写真レビューと使用感も併せてレビューしていきたいと思います。
購入を迷っている方、イヤーカフタイプのイヤホンを試してみようと考えている方は、是非参考にしてみてください。
最初に言ってしまいますが、コレ、想像以上に良いガジェットです!
安価なのに高音質、さらに圧迫感なくずっと付けていられるつけ心地、このレビューで詳しく解説していきたいと思います。
SOUNDPEATSについて
SOUNDPEATSは、アジア・中国のシリコンバレーとも呼ばれる深圳市で2010年に設立された企業で、これまで一貫してコストパフォーマンスの高いイヤホンに特化して事業を推進してきた企業です。
高品質のイヤホンを「もっと気軽に、多様に使ってほしい」という願いでイヤホンの開発に取り組み、世界30の国や地域で累計3,000万台以上のイヤホンを販売してきたイヤホン一筋の企業です。
SOUNDPEATSでは、昨今増えてきた「耳を塞がない快適なリスニング体験」という要望に答えるべく、オープンイヤー型のイヤホン「GoFree2」を開発し、その成功を受けてさらなる進化を目指し、今回紹介する『SOUNDPEATS CC イヤーカフイヤホン』を開発しました。
SOUNDPEATS CC イヤーカフイヤホンの商品情報・スペック
まずは『SOUNDPEATS CC イヤーカフイヤホン』のスペックを一覧にまとめていきます。
項目 | 説明 |
---|---|
商品名 | SOUNDPEATS CC イヤーカフイヤホン (元のモデル名:Pearl Clip Pro) |
カラー | ホワイト ブラック ベージュ パープル |
イヤホンタイプ | イヤーカフタイプ |
ドライバー方式 | 12mm デュアルマグネット ダイナミックドライバー |
Bluetooth | Bluetooth 5.4 |
最大持続時間(単体) | 6時間 |
最大持続時間(ケース込) | 24時間 |
重量(イヤホン片側) | 約5g |
重量(ケース込) | 約47.34g |
サイズ(イヤホン片側) | 31.34 × 14.69 × 29.05 mm |
サイズ(充電ケース) | 72.21 × 24.15 × 45.53 mm |
充電コネクタ | USB Type-C |
防水性能 | IPX5 |
付属品 | ・本体 × 1 ・充電ケース × 1 ・Type-C充電ケーブル × 1 ・日本語取扱説明書 × 1 ・アプリガイドカード × 1 |
その他特徴 | ・通話用ノイキャン(AI駆使) ・耳接触部はシリコン素材 ・急速充電対応 ・ダイナミックEQ対応 ・3Dオーディオ ・0.06秒低遅延ゲームモード |
写真たっぷりレビュー
それでは実機の写真を見て行きたいと思います。
パッケージ写真レビュー
まずは、パッケージ正面の写真からです。

白を基調としていて清潔感がありつつもしっかりした作りになっています。
中央にイヤーカフイヤホン本体の写真が配置されています。
右下には元のモデル名である『PearlClip Pro』の記載があります。
余談ですが、イヤーカフイヤホン本体の形状が『C』に似ていることから、『CC』という製品名で統一されることになったそうです。
右上には『VGP2025金賞』と『VGP2025コスパ大賞』のマークが記載されています。
※VGP賞は、日本国内最大級を誇るオーディオビジュアル機器の総合アワードとして1987年に開始されました。
続いてパッケージ背面の写真です。

多言語で仕様などが記載されています。
また充電ケースを開いた状態の写真もあります。
パッケージ側面の写真です。

SOUNDPEATS社のスローガンである『Hear The Difference』が記載されています。
もう片方のパッケージ側面の写真です。

以下のポイントがアイコンに添えて記載されています。
- 12mmデュアルマグネットドライバー
- 24時間プレイタイム
- シリコン&形状記憶合金
パッケージ開封レビュー
パッケージを開封するとドキュメント類と充電ケースがお目見えしました。

ドキュメント類を広げると3つアイテムが入っていました。

1つ目は『ユーザーガイド』で、多言語で説明が記載されています。

2つ目は『PeatsAudio』アプリの案内です。

3つ目はSOUNDPEATSのオリジナルキャラクター『PEATSくんのステッカー』です。

こういったオマケを同封できる余裕があるということは、それだけSOUNDPEATSの製品がユーザの支持を集めて好調に売れているのだということが分かります。
充電ケースのアップ写真です。

充電ケースは保護フィルムで包まれています。
充電ケースを取り出すと箱の底にはUSBケーブルのアイコンが記載された台紙が見えました。

付属のUSB Type-C to Type-A充電ケーブルです。

充電器は付属していないので、手持ちのものを使用しましょう。
商品写真レビュー
それでは、いよいよ本体の写真レビューです。
今回はブラックのモデルです。
充電ケースは横長タイプで、表面にLEDランプと操作ボタンがあります。

質感はツヤありでメタリックな感じです。
ボタンも光が反射するようにカットされていて高級感があります。
見た目は重厚感がありますが、実際の重量は充電ケースと本体込で約47gと軽めです。
充電ケースの裏面には充電用のUSC Type-Cポートがあります。

蓋とケース下側部分の接合部分には『SOUNDPEATS』のロゴが記載されています。
充電ケースを開けると、イヤホン本体のシリコンクリップ部分が見えました。

充電ケースを開けて、少し上から見てみましょう。

蓋の裏目には、製品仕様などが記載されています。
イヤホン本体を取り外した充電ケースの写真です。

イヤホン本体を収納する部分に4つくぼみがあるのが分かります。
充電端子は内側2つに配置されています。
イヤホン本体の写真です。

イヤホン本体にも保護シールが付いています。
充電端子部分には「はがす」と記載された保護シールが貼ってあり、音が出る方には「音の出口」と「タッチ操作エリア」の記載があります。
保護フィルムを剥がしたイヤホン本体の写真です。

音が出る部分には片側5つの穴があります。
別角度からイヤホン本体の写真です。

音の出る部分、充電端子部分のアップ写真です。

クリップ部分のアップ写真です。

SOUNDPEATS CC イヤーカフイヤホンの使い心地
SOUNDPEATS CC イヤーカフイヤホンを実際に使ってみて感じた部分を記していきたいと思います。
耳への圧迫感ゼロのつけ心地
本製品の一番の特徴は、膨大な耳データに基づいて設計されたイヤホンの形状により、耳への圧迫感がゼロで羽のように軽いつけ心地になります
実際につけて3時間以上過ごしてみましたが、耳が痛くなることはありませんでした。
むしろイヤーカフを挟んだ部分が心地よく、耳の結構が良くなったような気さえします(笑)
※これホント。
肌に接する部分は柔らかいシリコン素材なので、ずっとつけてられます。
また、サングラスやメガネ、マスクなどに干渉することも気にせず長時間使用することができます。
音質は実際どうなのか?
イヤホン一筋でコスパにこだわり続けてきたSOUNDPEATSだからできる独自のチューニング技術により、同価格帯のイヤーカフイヤホンと比較してもクリアで迫力のあるサウンドを実現し、2〜3万円台の高級モデルにも引けを取らない高音質を実現しています。
また、チューニング技術の他にも大きく2つのポイントでそのような高音質を実現しています。
1つ目は『ダイナミックEQ(動的イコライゼーション)』という技術で、AppleのAirPodsで採用されているアダプティブイコライゼーションと似た技術になります。
楽曲などの音源に応じて再生周波数域をダイナミック(動的)に調整し、低音域強化など全体のバランスを適切に保つ技術です。
2つ目は『12mmデュアルマグネットダイナミックドライバー』という機構で、シングルマグネットドライバーと比較して、パワフルで繊細な幅広い表現ができる大口径ドライバーを採用しています。
そのため、歪みの少ないクリアで自然なサウンドを創り出すことができます。
実際の音質は、数千円で買えるイヤホンとは思えないくらいに良い音質でした。
この価格でこの音質が、しかもイヤーカフタイプで実現できるのはスゴイです。
音漏れは大丈夫?
パートナーにCCイヤーカフイヤホンを付けて音楽を聞いてもらっている状態で、音漏れがするか確認してみました。
大きすぎず、小さすぎない丁度よい音量で音楽を聞いている状態では、顔を真横に近づけてやっと音漏れが確認できるレベルでした。
このレベルであれば、電車の中でも音漏れを気にせずに使用できると思います。
ペアリング方法は?
SOUNDPEATS CC イヤーカフイヤホンのペアリング方法はとても簡単です。
充電ケースの蓋を開けて、接続する端末側で必要に応じてBluetooth機能をオンにし『SOUNDPEATS PearlClip Pro』を選択するだけです。
接続機器によってうまくいかない場合は、充電ケースの蓋を開いた状態で充電ケース正面のボタンを3秒長押しにします。LEDライトが白で点滅するとペアリングモードが開始されます。
リセット方法は?
SOUNDPEATS CC イヤーカフイヤホンのリセット方法もとても簡単です。
イヤホンを充電ケースに収納して蓋を開いた状態で、充電ケース正面のボタンを10秒間押し続けるだけです。
LEDランプが白・赤2回ずつ点滅すればリセット完了となります。
PeatsAudioアプリについて
専用アプリ『PeatsAudio』では、イヤホンのカスタマイズやEQテストを行う事ができます。
メニュー画面はシンプルで、フッター部分にアイコンが3つあります。

一番左のホーム画面では、以下の操作を行う事ができます。
- タッチコントロールを無効にする
- ゲームモード(オン/オフ)
- ムービーモード(オン/オフ)
- ダイナミックEQ(オン/オフ)
- コントロールをカスタム
また、ホーム画面上部ではイヤホン本体と充電ケースのバッテリー残量が確認できます。
『コントロールをカスタム』のメニューからは、タッチ操作のカスタマイズができます。

フッターメニュー真ん中は、イコライザーメニューです。

EQテストができたり、プリセットからオススメの調整を選択することができます。
プリセットでは以下の9種類を選択可能です。
- SOUNDPEATSクラシック
- 高音域の強調
- 低温を低く
- 低温を弱く
- ロック
- ポップ
- 電子音
- フォークソング
- クラシック
- 読み上げ人声強化

『カスタマイズする』からイコライザーをカスタマイズすることもできます。
カスタムイコライザーでは、周波数帯域毎に6から-6の値を調整することができます。

タッチ操作でできること
タッチ操作は、PeatsAudioアプリでカスタマイズすることもできますが、ここではデフォルト設定のタッチ操作の内容を分かりやすく一覧にしてみます。
タッチ操作 | 内容 |
---|---|
1回タップ(右) | 音量を上げる |
1回タップ(左) | 音量を下げる |
2回タップ(右or左) | 再生/一時停止 |
1.5秒長押し(右) | 次の曲へ |
1.5秒長押し(左) | 前の曲へ |
3回タップ(右) | 音声アシスタント |
3回タップ(左) | ゲームモード |
10秒長押し(右or左) | イヤホン電源オフ |
SOUNDPEATS CC イヤーカフイヤホンのおすすめポイント
少し繰り返しになる部分もありますが、SOUNDPEATS CC イヤーカフイヤホンのおすすめポイントをまとめていきたいと思います。
イヤーカフタイプ独特の装着感
イヤーカフタイプのイヤホンは、耳を塞ぐことなく耳の縁に挟むタイプのイヤホンなので圧迫感がありません。
また、SOUNDPEATS CC イヤーカフイヤホンはクリップ部分など、肌に触れる部分を含めてイヤホン本体の約70%が柔らかいシリコン素材で作られています。
そのため、極上の快適感と抜群のフィット感を実現しています。
カナル型イヤホンで痛みを感じる方や、周囲の音が聞こえる状態で高音質を楽しみたい方には、このSOUNDPEATS CC イヤーカフイヤホンをオススメします。
また、メインでAirPods Proなどの数万円レベルのカナル型イヤホンを使用している方にも、耳への負担がない本製品は長時間使用したいときのサブ機として使用するのにもオススメです。
そして、そもそも従来のイヤホンのように耳に何かを入れるのが好きではない、という方にもオススメできます。
つまり、イヤホンを嫌いな方にもこのイヤーカフタイプのイヤホンはオススメすることができます。
長時間使用しても痛くなりにくい
使用感の説明にも記載しましたが、長時間使用しても痛くなりにくい点はオススメポイントです。
痛くなりにくいというか、筆者的には3〜4時間つけっぱなしでも全く痛くなりませんでした。
装着時の圧迫感がないイヤホンを探してる方には、間違いなくCCイヤーカフイヤホンをオススメできます。
左右区別なしで使用可能
左右を区別しなくて良い点も、CCイヤーカフイヤホンのおすすめポイントです。
充電ケースに入れて蓋を閉じた状態で10秒経過すると、左右のチャンネルが自動的に適用されます。
その状態で、ケースの左側から取り出したイヤホンは左用に、右側から取り出したイヤホンは右用になります。
VGP2025金賞・コスパ大賞W受賞
VGP2025の金賞とコスパ大賞をダブル受賞していることからも、SOUNDPEATS CC イヤーカフイヤホンがどれだけ良い製品かを計り知ることができます。
実際の価格帯以上の高音質をイヤーカフタイプで実現できている点は、素直に神コスパといえます。
注意点
最後に気になった部分は注意点を記載していきます。
といっても品質については、特に気になるところはありませんでした。
強いて挙げれば、充電ケースはワイヤレス充電には非対応だということくらいです。
コスパを優先すれば、このあたりの機能は必然的に落とさざるを得ないのかなと思います。
また、多くのイヤホンがそうであるように本製品にも充電器は付属していません。
充電ケーブルは付属していますが、恐らくこの辺はスマホを使用しているほとんどの方が既に持っているアイテムだと思うので、どうせならケーブルも削ってさらにコスパを上げても良いのかな、と思いました。
まとめ
最後に、この記事で記載した内容を箇条書きにしてまとめていきたいと思います。
以上です。
SOUNDPEATS CC イヤーカフイヤホンの購入を迷っている方の参考になれば嬉しいです。
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